基本編 ~鉄道模型の規格~
鉄道模型は趣味。
だからといって皆が皆、適当に作っているわけではありません。
日本でこういった趣味を持つとオタクとして扱われ、あまり日の目を見ることはありませんが、海外ではこういった趣味に傾倒する人は少なくなく、また個人を尊重する文化がある為に、日の目を見ることも多いです。
そういった経緯から、海外では鉄道模型の愛好者団体が広く活動、活躍しており鉄道模型におけるある一定の約束事を決めたりしています。
ただし、実際にはその愛好者団体にもそれぞれの思惑がある為に、約束事もまたその団体それぞれになってしまっているのは残念な部分ではあります。
しかし団体を跨いだ統一規格というものがあります。
この規格は鉄道模型における縮尺や軌間、電動式であれば電圧・電流などの様々なものを定めたものであり、基本的には忠実に守られています。
自作であっても守られているため、これらの規格が合っていれば他社の製品であっても模型に使える、という利便性を意識したものとなっています。
ただ統一規格とは言っても、多少の違いがあるのが各国の良さであり悪さでもあります。
縮尺を重要視したり、軌間を重要視したり、様々である為、完全に統一されているわけではありません。
そもそも論をあげるなら、統一してそれに従いなさい、というのはビジネスの世界の話で、趣味であれば実際のところ何でも有り、というのが本音でしょうか。