基本編 ~鉄道模型の歴史~

トップページでご紹介させて頂いたように鉄道模型というものは、大きく捉えると多岐にわたります。
指先でつまめるようなサイズのものから、実物のように動作するものまで幅広く、そのどれもが鉄道模型であり、趣味の域にあたります。

これらの鉄道模型の歴史というのはかなり古いものです。
なんとそれは幕末にまで遡り、ロシアが来日した際に蒸気で走る模型を披露したことが始まりとされています。
他、かの有名なペリー提督も来日した際には幕府へと蒸気機関車の模型を献上したとされています。

歴史に詳しい人であればお分かりになると思いますが、実は日本の鉄道模型の歴史においては、実物よりも模型が先に来ているのです。
当時の日本人からすれば不思議、という気持ちもさることながら、まずはその鉄道というものに興味がいったのではないでしょうか。
鉄道模型によって、蒸気機関への理解が深まった、という話もあります。

その後、こういった模型は鉄道省で実際に教材として作られたりしながらより身近な存在となっていきます。
1930年代頃から科学誌などで取り上げられるようになり、1950年、1980年代と時代を追って、愛好者が増え、現在に至っているのです。

趣味の鉄道模型