基本編 ~鉄道模型の軌間~

前回は「縮尺」についてお話をしました。
実は縮尺と軌間はセットで考えるものなのですが、あまりにボリュームがあるので全てを一気に紹介する事は避けさせていただきました。
今回はその残った軌間について解説致します。

軌間は「ゲージ」と呼び、レールの頭部の内側の距離を指します。
普段馴染みない単語ですので、覚える必要はありませんがひっそりとそういったものがあるという認識だけは持っておいて下さい。
実は縮尺とは違い軌間はある程度自由に決めることが出来ます。
その為、既製品を流用する場合にはこの軌間が重要になってきます。
ただ自由とは言っても、統一規格がありますから、ある程度はそこに倣って作られています。
完全自作する人でもなければここを無視する人はむしろ少ないでしょう。

実物の標準軌は1435mmであり「○○ゲージ」と呼ばれるものは「○○スケール」における標準軌という意味になります。
こういった点からも縮尺と軌間はセットで覚えたほうが良い、というわけです。

こちらは蛇足ですがこの実物よりも大きい軌間を「ブロードゲージ」。小さいものを「ナローゲージ」と呼びます。

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