駆動編 ~鉄道模型の内燃機関方式~
極々珍しいものではありますが、これまで紹介した駆動方式に合致しない鉄道模型もあります。
手で押す・ぜんまい・蒸気・電動。
この三つに該当しないものとは一体何でしょうか?
それは「内燃機関」と呼ばれる方式です。
厳密にいえば、方式と呼べるものではないのかもしれません。
実に一部の愛好家達が独自に作り上げたもので、その名の通り内部で燃料を燃焼させ、それを動力として動かすものです。
言ってしまえば、現代の車などと同じ動力で動くもので、ガソリンなどを用います。
生産数は少なく、一部のコアな愛好家達が独自制作したものが殆どです。
趣味もここまで来ると立派なものですが、この自由さこそが鉄道模型が趣味たる所以なのかもしれません。
ちなみにこの内燃機関はガソリンエンジンだけではなく、発電機を搭載した電気モーターで推進するもの、減速機を用いたもの、ガスタービンを動力とするものなど実に多岐に渡ります。
最も実物に近い方式が、この内燃機関による方式だと言えるでしょう。