電気編 ~鉄道模型の直流方式~
さて、交流に続いて今度は直流です。
電気を流し、鉄道を走らせるという目的において二つの手法に相違点はありません。
ですので、流れ方などどうでも良いと言えば確かにその通りです。
それは交流の話でも挙げましたが、実は重要になってくるのはこの直流です。
電気が流れれば走る。
それはシンプルな答えになりますが、電気の流れ方によっては電車の動きを制御出来る、という言い方も出来ます。
実は交流方式の場合、スイッチ一つで前後への移動方向を切り替えるといった単純な操作が出来ませんでした。
ところが直流の場合はそれがいとも簡単に可能になります。
ここらへんは細かい科学、電気の分野ですので割愛しますが、この動作によって愛好家達は直流を用いるようになりました。
また直巻電動機などを用いた場合などは、実物の発射状況を再現しやすいなどの特徴もあり、広く親しまれる事にもなりました。
さて、交流から直流という世代交代を経て、次は電気編最後の多重制御方式です。
電気一つとってもとても沢山のやり方があります。
鉄道模型はもっと奥深く、これでもまだまだ基本中の基本だったりするのが素晴らしいところです。