電気編 ~鉄道模型の交流方式~
基本編が終わり、次は電気編です。
現在の鉄道模型は基本的に電気を流して動かします。
その方式には様々なものがあります。
はっきり言いますと、鉄道模型において電気の流れ方が重要なのか、と言われると微妙なところがあります。
しかし、基本編の延長線上という事で押さえておいて損はありません。
電気の流れ方には直流と交流があります。
これは皆さん、小学生のころに習ったものですのでお馴染みですね。
鉄道模型においてもこの二つを使います。
現在では多重制御方式というやり方が主流になっているのですが、これについては後述します。
昔ながらのやり方、という意味で言えば交流で、中でも中央三線式と呼ばれるものが主流でした。
何故、昔と今とで違うのかという理由は単純明快で、愛好家が増え始めた1930年代にはまだ効率のよい整流器や簡単に手に入るような永久磁石が存在しなかった為です。
科学の進歩によって、今では簡単に手に入れられるものが昔はとても手に入れにくかったわけですね。
実はこういった背景にも鉄道模型が高価な趣味とされてきた歴史があったりするんですね。